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先日やっといけました、上野の国立西洋美術館。見たかったものは内藤コレクション。

www.nmwa.go.jp

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常設展の続きで見ることができます。当日は企画展にロンドンナショナルギャラリー展がやっていましたが、スルー。なにせ、美しい写本のコレクションが見られるいい機会です。できればこのコレクション、図録にしてほしいわ…。面白いモチーフがたくさんあり、ここに結構な時間を費やしてみてました。

 

下は愚者の饗宴という題名がついてました。フィレンツェから15世紀後半のもの。

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愚者の饗宴

机にある道具たちをみるとまるでタロットの「魔術師」じゃないの?!と興奮。そして方に乗る子供(天使?)を見ると悪魔や恋人のタロットを思い起こさせたりします。しばしこの写本の前でニマニマしておりました。

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グラティアヌス教令集 司教に訴え出る巡礼者

 巡礼の旅の途中で死んだと思われた人の妻が再婚していた。でも死んではおらず妻とよりを戻したいと教会に裁定を求めているという図…おもしろい…当時の風景が見えるようです

こういった写本は中世ヨーロッパキリスト教世界においての規範や規律を絵を交えながら美しい形で残しています。聖歌などの楽譜、当時の風俗なども垣間見ることができます。昨年行ったオーストリアの図書館を思い出しました。

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オーストリア国立図書館

ミュージアムショップで写本のマスキングテープが販売されていたので秒で買いました。ショップで100円ショップの額縁をマステで囲んで加工していたのをみたので、帰宅後に加工。とても良いものを教えてもらいました。自分用祭壇のコレクションとなりました。

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ただ100円額縁にマステをぐるりと囲み、中に聖ヨハネが書かれている写本のはがき(ミュージアムショップで売ってます)を入れてみた!いい!!

 

西洋美術館は来週から2022年春まで休館されるので、もうどうしても行きたかったのです。常設展だけでもおなか一杯になれるいいところです。

 

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久しぶりにみたいものをじっくり見ることができたので、身体や心の端々が面白いよ!美しいよ!!とざわざわしていました。写真にあるような風景をじっくり見ていると、そのまま自分をその絵の中に入っていくような感覚がたくさんありました。当時(中世ヨーロッパ)の空気感を肌で感じているような。タロットのパスワーク的な遊びです。本物の絵画の前に立って、ぼんやりしていると大変面白い感覚に浸れます。

 

半年以上ぶりにこういった文化活動をしたので、今まで閉じていた感覚が一気に開いて自分でも驚きました。見えない体の部分や自分に関わる存在が喜んでました。うめぇうめぇと耳ものとでささやくんだこれ…。近世や現代の絵画は何とも言わないのに、中世や写本には目がないらしい…。